円安の影響が続く
皆様、いかがお過ごしでしょうか?少しは朝晩が涼しくなり秋を感じる季節感になりましたね。
さて、今回は掲題の件ですが過去に一度触れておりますが円安の影響についてブログを書かせて頂きます。
つい先日ですが、円安が続き24年3カ月ぶりに政府・日銀が市場介入しましたね。これはまだ皆様の記憶に新しいと思います。
介入は一時的には効果があるので少しは円高方向に動きましたが、継続性はないのではないか?と思っています。
なぜならば、日本はG7各国の中央銀行と歩調を合わせる為に金利を引き上げざるをえない状況になると考えています。
市場介入で、日銀が円を買うと残りの円は少なくなり円の金利を上昇させる圧力がかかります。こうなると、今の日銀の金融緩和策とは逆なのでうまくいくとは思えません。
今の日銀のトップ黒田総裁が退任すると、短期金利を引き上げる様な動きも出るかもしれませんが現在では不透明なままですね。
今回の円安で帝国データバンクが8月にアンケート結果の発表をしていましたが、円安によるマイナスの影響として業界別でも見ても運輸・倉庫等は83.2%が影響が出ていると答えています。
物流事業者なども燃料サーチャージの導入を荷主に依頼したりしています。今後で言えば、弊社にも欠かせませんがタイヤ類も高騰しているので、段階を踏んで価格高騰するなら値上げ前に購入してストックしておく等の処置が必要になってきますね。
上記のアンケート結果はほぼ正確で、直接間接問わず円安が影響しているという企業が8割越えだという事です。
今後も先行きの不透明感は拭えない為、直接・間接を問わずコスト上昇はじめ、企業を取り巻く環境がさらに厳しくなると想像出来ます。
こういった状況は何も企業間だけではありません。例えばですが、コストカットや親会社の意向などで潰れるよりかは・・・という選択でBtoBからDtoCへシフトしていく企業が増えたりすることも想定出来ます。
弊社、株式会社アプライとしてもただただニュースを見て痛感するばかりです。
然しながら、やはり中小企業として今何をするべきなのか?は常に考えて行動しております。こういった時だからこそ人材や設備に投資をしなければならないのではないでしょうか?
家電やその他も過去のインバウンドはもう期待出来ません。コロナ禍によりインバウンドも質が変わりました。
人材は入手する事が難しい業界ですが、人材と設備、積極的なDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいく必要がありますね。状況やコストをどんどん見える化し効率化を図る事で安定して事業を行う事が出来ます。
ただ嘆くよりも、この状況の中で先読みが難しいとしてもある程度の予測を行い、分析して日々業務を行う事が大切だと考えています。
株式会社アプライは、常に変化の中全力で走ります。ニュースタンダードがスタンダードになる速度は年々早くなっています。流れに置いて行かれない様に全力を尽くす所存です。
皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。