エアコンの常識?
さて皆様、夏になりましたがいかがお過ごしでしょうか?
何やら夏なのですが、雨が多くいまいち実感がわかない方もいらっしゃるのではと思います。世間では残り梅雨のようだとも言われていましたね。
雨が降る前の週は突然暑くなり、車の温度計で外気温を見たら46度もありました・・。
46度って砂漠のレベルですよね。大体暑いなと思う日でも車の温度計で指す外気温は38や40です。46は見た事が無かったので驚きました。
それに合わせてではないですが、やはり車も家もエアコン(クーラー)は必須です。
今回はそのエアコンについて少し触れておこうと思います。
まず一番気になるのは設定温度と消費電力の関係ですが、今まではクールビズといい冷房は28度設定が推奨でしたよね。これは今もまだ引き続きであるとは思いますが暑さのレベルが上がっているので28度は正直危険な気がします。よく聞くのは28度設定から1度下げると(27度)消費する電気代が10%ほどあがる、というもの。
これをベースに、過去クールビズや節電を行ってきたと思います。しかし、今のエアコンで温度を1度下げる事で本当にそんな差があるでしょうか?
答えは、「違うと思う」という事です。では何故か?ですが、そもそもエアコンの電気代は以下の4つが要因となり決定します。
1、エアコンの性能
2、外気温
3、住んでいる地域
4、契約している電気の単価
になります。ですので、一概に1度下げたら電気代10%もあがるから暑いけど28度で我慢する、は正しくないとも言えます。
例えばエアコンの性能で今は当時と違い省エネ運転が出来るモデル、AIによる自動運転が出来るモデルがあります。自動運転に関しては室内温度を外気温やその地域の天気や温度を見て考え設定します。風量も自動なので実はこれが一番省エネだったりします。
また外気温で25度以上ある日と無い日では平均して電気代が20円ほど差が出ると言われています。
という事は、「28度設定が節約」では無いという事です。28度は環境省が決めた温度です。これらの多くは二酸化炭素を減らす為の工夫です。節約できる温度、を決めたわけではないですがマスコミやその他の情報の間違った伝え方が浸透し28度で節約している。になってしまっています。この結果現在の暑さではエアコンを入れていても室内で熱中症になりひどい時は命に係わる事もあります。
本来は外気温に近い温度にしないと節約は出来ません。例えば気温が35度なら30度以上でないと節約にはならないという事です。現実的ではありませんよね。
よりエアコンの効率をよくする方が節約になるので、温度で調整するのではなく温度は26度や27度にし、室外機を冷やしたり、自動運転モードを使用したりするようにしましょう。室外機の効率が悪くなるとエアコンの冷えも悪くなります。
これらは車でも同じ事が言えます。設定温度でガソリンを節約する事は極めて難しいです。車はどちらかと言えば風量が燃料に関係するので28度で風量マックスと26度で風量1なら風量1の方が節約になります。(検証したYouTubeもあります)
いかがでしたか?思い込み等で節約を考えていても、実際には大した節約にはならないどころか体調まで崩す事になる。やはり大切なのは皆様のお身体です。
しっかり知識を吸収して、無理なくこの夏を乗り切りたいですね。これからまだ暑くなります。水分補給を行いコロナにも気を付けて過ごすようにしましょう。