家電業界のIRについて
さて、夏も終わり秋本番で心地よい季節に・・と言いたい所ですがここ最近気温が安定しませんね。
暑くなったり、寒くなったり。日本特有の四季を感じることが少しずつ難しくなってきている様な気がします。
今回は、前回にやや関係のある事を少し書いてみようと思います。
皆様はIR情報は活用されていますでしょうか?聞いた事はあるけど、、という方が多いのではないでしょうか。
IR情報とは、インベスター・リレーションズの事であり、基本的には投資家に対する広報活動のことを指します。上場している企業であればホームページ上にIR情報を掲載しています。
このIR情報を見るメリットって何なんだろう、という所ですがIR情報は基本的には財務状況や経営状態を嘘偽りなく伝える必要がある為例えば家電で言えば何が売れていたのか、何が売れていないのか、もはっきり分かります。
勿論、各家電量販店により重点を置いている商品は異なる為差はあります。
そこで全家電量販店のIRを記載する訳にはいかないので、家電量販店のKに絞ってお話をしたいと思います。
このK社は、他社も含めですが昨年の消費税増税前の駆け込み需要で2019年等は相当良い業績でした。気になる2020年はと言いますと、昨年対比で100%を切った月は1月と3月、9月だけ、になります。やや昨年の駆け込み需要の反動が大きかったとも取れます。
全体を通しては、マイナスにはなっていません。
その理由は、今年の一番の話題ですがコロナです。このコロナ禍で、テレワーク、在宅で仕事を始めた方、が急増しパソコン関連やWEBカメラ関連が昨年を大きく上回っています。
(パソコン関連はそれに伴いWindows7がサポート終了した事も重なって増加していると思われます)
また同じく自粛期間等で自宅に居る事が増えた為、テレビ、調理器具、ゲーム類も昨年を上回る結果になっています。
IR情報をうまく活用すると、その年何がトレンドなのかも大体把握できます。IR情報をうまく活用して、世の中の動向を知りながら家電製品に目をやるとさらに上手に買い物できるかもしれませんね。
株式会社アプライでは継続してコロナ対策を徹底致します。気温差が大きく体調を崩しやすいですが、皆様方もご自愛くださいませ。